これからは舶用エンジンも
コンピュータ制御の時代。
新しい資格も必要になってきます。
技術部長(1級舶用機関整備士)
富山 義孝
生月出身で、生月から通ってます。
生月の人間が多いんで、車で何人かで乗り合わせてるので助かってますよ。
いま転職してから20年です。
元々、港関係の建設会社にいたんですが、こちらに入ってから勉強しました。
機械関係は素人で、畑違いもいいところだったんですが、機械に興味あったので。
丁寧に教えてもらいまいたよ。
造船所関係の仕事では、その場その場での技術屋を確保するのが難しいから、ウチみたいなところに話が来ます。
舶用のエンジンは長持ちします。40~50年ぐらい。
50年経ったエンジンでも部品があったりしますから。
エンジン作業では危険もありますが…
大きいものは高いとこに登らないといけないし、重いし、動いてる時は回転にも気をつけないといけないし。でも気をつければそんなに危なくはないですよ。
クレーンで吊る100トンとかの下に行かないようにしています(笑)
今後は、エンジンがコンピュータ制御が増えて来てるんので、それを扱えるようにしたいですね。
そういったものを勉強して行かないとと思います。
なかなか難しいですが(笑)
メーカーによって資格のいるエンジンがあって、メルセデスとか、警備用とかに載ってる外国製のものには、調整に資格が必要なのもあるので。
簡単な保守はできるのですが、どんどん精密になって来てますよ。
いまは精度が高いぶん、デリケートなところはあります。
車よりぜんぜん頑丈ですけどね(笑)
個人的には、チームでやるより、一人でバラして一人で調整して、できあがったら運転して…そちらの方が達成感があってスキです。小さいエンジンの方が。
大きいのはどうしてもみんなでやらないといけないので。
達成感がないことはないですが(笑)
車の世界では女性は多いですが、舶用の世界では女性をみたことないです。
3Kのイメージがあるんでしょうね。汚れますしね。ツメや顔も黒くなりますし。
それでも一度だけ検査間に女性がいたんですが、感心しました。
カッコいいと思いましたよ。いずれ女性も増えてくるかもですね(笑)
前職から転職して来て、スキになったからよかったですね。
いつの間にか20年ですから(笑)。性に合ってたと思います。
機械に興味ある若い人はぜひ来てほしいですね。